2012年 11月 24日 ( 1 )

第三回 「落語物語寄席」を終えて

b0248216_20414883.jpg

二日前 の ことですが 深川江戸資料館 にて 第三回「落語物語寄席」 が ありました

今回は 僕が トリを 勤めるのです

普段の 寄席で トリ を とるのとは 違う 感覚です

ネタは 「 死神 」

落語の 中でも 名作の 一本です

死神で 特に 注目されるのは サゲ

サゲ を 自分なり に かえられる噺としても 有名なので 

今回 の 死神 も 色々と 考えては 消していく作業 を 繰り返していた

前回 死神を 話した時 の サゲは 涙 が キーポイントでした

消えそうな自分の 命の火 が 長いロウソクに 移った瞬間 

嬉しさのあまり 涙がこぼれ その 一滴が 命の火を 消してしまう

という サゲを 考えた の だが……

もっと 衝撃的 で ビジュアルに 訴える 効果的な サゲは 無いものか

そこで 色々と シュチェーション を 代えてみた

主人公 の 男を 陽気で めげない性格 借金なんかで 死んでたまるか!

みたいなポジティブ男 その調子のいい主人公 に 興味をもった 死神

無一文 の 陽気な男に 金儲け の 手段で 「医者」を 勧める

生き死にの局面 の 病人 には 必ず死神が 付いている

死神が足元 に 居る場合は 死神撃退呪文 を 唱えればよい

しかし 枕元 に居る場合 は 手遅れとし

絶対に 関わっては いけない と 教えたのだが

自堕落な金遣い と 助からない病人ばかりで 元の 無一文 に 逆戻り

そんな時 に 訪ねて来る番頭 に 急かされて 行って見ると 枕元 の 死神だが 

助ければ千両 との 約束に 機転を利かせ 死神 を 追い払ってしまう

しかし追い返した死神 は 恩人の死神本人だったのだ

禁止事項 の 結末は 自分の命 と 病人の命を 入れ替える罪だった 

死神に 連れられ 無数の命のロウソクが 揺らめく空間 に 遭遇する男

足元は 板一枚 で 危うく 踏み外せば 奈落の底  

死神は 男の命の火 を 消そうと 息を 吹きかけ 殺そうとする

止めようとする 男の とった行動は 死神に体当たりして 防ぐことだった

もんどりうって 奈落の底に 落ちていく 死神と男 〔ここで高座と客席は照明を下げて暗転〕

〔 噺を続けながら暗闇の中、死神の姿に変身中なのです 〕

苦しい唸り声 と ともに 気が付く 男 〔場内は暗いまま僕の頭上から薄いピンスポ〕

落ちた衝撃で 自分 と 死神が 入れ替わってしまった

男が死神 に 死神は男の命をけしてしまったため 人間になり 死んでしまったのだ

死神になってしまったが これで生き長らえる と 高笑いする死神男

と いう サゲ……

写真は 死神に なってしまった男の姿

さてさて ももクロ の モノノフさんも 観にきたという 今回の 「死神」

55分 の 大作 で ありました。

いずれ 機会が あれば また ご披露いたしますよ!

  
[PR]

by hayashiyashinpei | 2012-11-24 20:47 | 落語・寄席・噺家