カテゴリ:落語・寄席・噺家( 89 )

7月3日 「 落語物語寄席 」

          第6回「落語物語」寄席
 深川江戸資料館 午後6時45分開演 「呑める」入船亭ゆう京 「佐々木政談」柳家わさび 「金明竹」林家時蔵 「あの頃のエース」柳家喬太郎 「湯屋番」春風亭ぴっかり 「猫の災難」林家しん平 前売2500円 当日3000円 お申し込みは郵便振替で00160-3-145804 加入者名は林家時蔵 通信欄に落語物語と記入 前売受付は6月29日まで お問い合わせ03-3633-7961
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by hayashiyashinpei | 2013-06-28 17:24 | 落語・寄席・噺家

春輔師 の すててこ踊り

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ただいま 池袋演芸場 の 昼の部 に 出演中

高座 を 終えて 楽屋に 戻ると

小菊姉さん の 隣に 八光亭春輔師 が 座っていた

その前 には 雲助師 後は 前座の ございます〔これ芸名です〕

春輔師 は 前座名 が 林家あとむ から 照蔵 に 改名して

現在 春輔 と なった 先輩

ちょうど 昨日の夜 読んでいた 本が

「正蔵一代」 八代目 林家正蔵 書

僕が 前座の 頃に アサヒグラフ だかに

正蔵師 と 当時 の 照蔵兄さん が 

仲良く 銭湯の 湯船に 浸かってる写真 を 見た覚えがある

師匠 と お風呂 なんて いいなぁ と 思ったものでした

その 本の中 に 「 噺家 の 踊り は すててこ だけで いいんだ 」

と 書いてあったのだ

噺家 に なって すててこ踊り は 聞いたことが あったけど

考えてみると 高座で 踊っている人 は 観たことが 無いのだ

僕が 観た事が ないぐらいだから

今の 前座 や 若手真打 なども 観たことは ないだろう

これは 聞いてみなくては と 正蔵師 の 本の話から

本題の すててこ踊り の 話 を してみた

別名 じゃがじゃが踊り とも 言うらしい

三味線が じゃがじゃが と 忙しく鳴るからだそうである

春輔師 は 嫌々そうでいて 実は 楽しそうに 教えてくれた

「唄はどんな感じなんですか?」

「唄はねぇ ♪ 向う横丁 の おせん の 茶屋に……」

と 唄いはじめて ニヤリ と 笑った

「教えてくださいよ」

「駄目駄目、教える程の踊りじゃないんだから」

「でも、いまほとんど 踊る人が居ないんですよね。兄さんだけじゃないですか?」

「あと一人 正雀が 踊るんじゃないの?」

「じゃぁ 高座終わりに 一踊り!」

「よせよ 今日は 踊らないよ」

「じゃぁ いずれ 教えてくださいね」 と 帰りかかる と

雲助師 が 「あんちゃん が 帰ると 踊るかもねぇ」

「えー! 」

なんてんで 楽屋 を 後に しましたけど

やっぱり 心残りですねぇ

明日 楽屋 で ネタ帳 を 見るのが 楽しみ 楽しみ

いつか 絶対 『すててこ』 を 習ってみせるぞ!

話に きいたところ ちょっぴりエッチ な 踊りだと 聞いて

よけいに 習いたくなりましたねぇ

エッチな 踊りなら 僕の 『ガイコツかっぽれ』 も 相当ですから
 
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by hayashiyashinpei | 2013-05-18 19:53 | 落語・寄席・噺家

噺家見習い 「あんこの日々」

噺家 の 見習い は 毎日 どんなことを しているのでしょうか?

普通の 仕事では ないので 想像も つかないでしょう?

噺家 〔落語家〕 の 身分には 段階が あります

見習い〔一年ぐらい〕 前座〔寄席の楽屋で働きます・約四年半ぐらい〕

そして 二つ目〔紋付羽織袴などを着る事が許されます・〕

真打〔寄席で主任・トリを執ることが出来る身分ですが、真打全員がトリを執れるのは披露目のみで

席亭側から頼まれなければ執ることは出来ません。自分の落語会では当然可能です〕

あんこ は 入門して ひと月ほど なので

前座に なる 準備を 一年程で 覚えなくては なりません

例えば 太鼓 の 練習です

一番太鼓 中入り太鼓 追い出し太鼓 などです

各師匠 や 二つ目などの 太鼓は その後 の 課題です

そして 着物の たたみ方 や 着せ方 〔各屋号や師匠によって微妙にたたみ方が違います〕

礼儀作法 敬語 などは 当たり前 の ように 出来なくては いけません

その間 当たり前ですが 前座噺 も 覚えます〔寿限無・狸・子ほめ・道灌などなど〕

本物の太鼓 は 高いので 僕のところでは 古タイヤ で 作りました
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水色が 大太鼓 赤いのが 〆太鼓 です

以前 古タイヤ で 和太鼓 の 練習をしている 高校生達 を テレビで 見たので

僕が 作りました!

古タイヤ は バイクショップ で 貰いました

勿論 運んだのは あんこ です!

芸名 が あんこ でも 甘やかしたり しないのです!
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重い 古タイヤ を 1時間以上 も 担いで 歩きました

修業というものは 厳しいのです!

あんこ の 両肩には 紫色の アザが 出来たそうです

いつか いい思い出 に なることでしょう !?
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by hayashiyashinpei | 2013-04-22 00:46 | 落語・寄席・噺家

林家あんこ 誕生

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ひと月近く前 に 弟子が 一人 増えた

これで しん平一門 は 僕を 含めて 三人

一番弟子は 男の さん歩 二つ目

そして 今回新しく入った 女 の 「 林家あんこ 」 二十六歳

何と 僕の 先輩噺家 「 林家時蔵 」 師の 娘さん

入門の いきさつは またの 機会に 書くこと に して

写真を 見てほしい

まるで ラーメン屋 「 大勝軒 」 の 親父みたいでしょ

この姿 は 彼女の 本意では ありません

しかし どこから 見ても ラーメン屋 では ありませんか!

本当は ウォーキング の コスチューム です

僕と 二人で 毎日〔 雨以外 〕 2時間ぐらい 歩くのです

痩せるのも 目的の 一つですが

歩きながら 落語の 稽古 を するのです

最初に 教えているのが 「 寿限無 」

早朝 に 落語を呟きながら 彼女 と すれ違った人 も 多いことでしょう

意外な程の 大声で 恥ずかしげ も 無く 歩いています

そんな あんこ が 非公式ですが 落語デビュー しました

本来は 前座として 寄席の楽屋 に 入ってからなのですが

兄弟子 の さん歩 の 落語会 が 昨日あったので

思い切って 初高座デビュー を させてみました

僕の 寿限無 を みっちり 教えた成果 を 見てみたかったもので……

初高座 の 注意点 に 気をつけながら

以外に 落ち着いて 話せていた と 師匠ながら 思いました

女 の 噺家 は 育てるのが 難しいのですが

カエル の 子は カエル

お父さん の DNA は 生きていたのです

「 林家あんこ 」 正式な 寄席デビュー は 一年位 先ですが……
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新宿ミュージックテイト での 「林家さん歩 革命前夜」 落語会 にて
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by hayashiyashinpei | 2013-04-20 13:22 | 落語・寄席・噺家

あさって の 新宿ミュージックテイト

別に 宣伝という訳でもないけれど

あさって19日 に 新宿の ミュージックテイト で

小さな 小さな 落語会 が ある

僕の 弟子の 林家さん歩 の 落語会

しかし 宣伝を しようとゆう訳では ない

でも あさっては 僕に とっても 意味のある 落語会なのだ

さん歩 との 親子会 との とりかたも あるかもしれない

実は その もう一つ上 の 落語会 と なる

林家しん平一門 の 小さな旗揚げ みたいな……

来て貰えば 分かることですが

とにかく 小さな落語会 なので

あまり 人が 入れません

気になる人は 是非 来てみて ください。

結構 見ものですから!

写真は 根津の 有名な 鯛焼きやさん

皮が 薄くて あんこ たっぷり!

あんこ? あんこ と 言えば…… それは あさっての お楽しみ!
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by hayashiyashinpei | 2013-04-17 10:09 | 落語・寄席・噺家

代演情報

4月11日木曜日・浅草演芸ホール・夜の部8時出演

浅草夜の トリ を とりますので

普段聞けない 林家しん平 を お楽しみ下さい。

寄席 の 高座で お待ちしていまーす!
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by hayashiyashinpei | 2013-04-10 10:20 | 落語・寄席・噺家

楽屋は楽し 大人の子供?

寄席の 楽屋は 何と 楽しいところ だろう

浅草での 会話

僕が 楽屋に 入ると いきなり 信玄袋を 見せられて

南喬 「 しん平くんは コレを何とよんでる? 」

しん平「 これって…… 信玄袋でしょ 」

さん八 「 あー やっぱりなぁ それじゃぁ駄目なんだよ 」

しん平 「 何が駄目なんです? 」

南喬 「 いやぁね この袋 銀座のきくや で 買ったんだけど
      そん時 先代のご主人 が 信玄袋 の ことを
      〇〇〇〇 と 呼んでいんだよ
      その言葉が 粋な 感じでさぁ 覚えていたんだけど
      コロっと 忘れちゃったんだよ だから 誰か 知らないかとね 」

そこに 高座を 下りてきた 小三治師 が 楽屋に 戻ってきたので

挨拶も そこそこに

しん平 「こういうことは 会長に 聞くのが 一番 という事で〔南喬師の袋を見せて〕
      この袋の 粋な 呼び方って あるんですか? 」

会長は ニヤリと 笑みを 浮かべて

小三治 「 お前達ねぇ こういうことを 聞きたければ 二三日前に 手紙を 書くとかなぁ 」

咄嗟に 手紙無筆 の 一言 が 出てきた〔 一同大笑い 〕

小三治 「 先に 俺の師匠〔先代小さん師〕 に この袋を お前にやるって 貰ったんだよ 」

そういって 脇にしまってあった 黒い信玄袋 を 手に 持った

小三治 「 そんときになぁ 」

いよいよ 信玄袋 の 粋な呼び方 が 判明する!

一同 会長の顔を 覗きこむ

小三治 「 この 袋 お前にやるって さぁ 」

一同 「 ええっ! 袋ですか? 袋って言ったんですか? 」

小三治 「 そうだよ こんなもの は 袋で いいんだよ 」

一同 ぎゃーっと のけぞって 大笑い!

その後 馬生師 や 小燕枝師 が 楽屋に やってきては 聞き質すけど

一向に 分からずじまい

前座 に スマホ で 調べさせると

信玄袋 合切袋 こき袋 印伝袋 と 出てきたが

未だに 分からずじまいでして

火消しの頭 やら 右の吉さんやら 八方手を尽くしましたが……

これが 現代調べの 限界か? 

粋な言葉は 先人達の 言葉を おろそかにしてしまった罪なのか?

誰か 知っている人 いませんかー! 教えてくださいー!

後追い補足〔1月11日〕

新宿楽屋でも「信玄袋」の話題でもちきり

そんな訳で 十九日発信 の 落語協会 の メールマガジン にて

新春クイズ として 掲載される ことに なりました!

答え は 南喬師 の 記憶だけですが

南喬師 が 「 これだ! 」 と ヒザを 打ったら 正解とします

正解者 には 南喬師 より 「信玄袋」 を プレゼントいたします

ふるって ご参加 下さい!

  
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by hayashiyashinpei | 2013-01-10 14:52 | 落語・寄席・噺家

新年明けましておめでとうございます

昨年中は 何かと お世話に なりました

今年も みなさんにとって

良い年 と なりますように

願って います

みなさんの 夢が叶い

幸福が 訪れますように

今年も 相変わらず 

どうぞ 宜しく お願い申し上げます

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by hayashiyashinpei | 2013-01-01 00:15 | 落語・寄席・噺家

尊敬する人たちが次々と

中村勘三郎さんが 亡くなって 気持ち的に 落ち込んでいた

ブログ が 手に付かなかったのだ

同い歳 の 死に 直面するのは 辛いものです

歌舞伎 を 若い人たちにも 観てもらいたい と 新しいものに

どんどん チャレンジしていく 行動力 は 素晴らしい

心から 尊敬していたし 同年齢の者 として 誇らしい 存在だった

その勘三郎さん も 若くして病に 倒れた

いくら 悲しんでも 悲しみは 癒えない

そして しゃべりの達人 小沢昭一さん も 亡くなってしまった

僕の 大好きな人たちが 次々と この世を 去っていく

なにか どんどん 世の中が 薄っぺらなもの に なってしまうような感じだ

何を 書いても 虚しいだけだ

ただ ひたすら 悲しいのだ
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by hayashiyashinpei | 2012-12-10 12:49 | 落語・寄席・噺家

第三回 「落語物語寄席」を終えて

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二日前 の ことですが 深川江戸資料館 にて 第三回「落語物語寄席」 が ありました

今回は 僕が トリを 勤めるのです

普段の 寄席で トリ を とるのとは 違う 感覚です

ネタは 「 死神 」

落語の 中でも 名作の 一本です

死神で 特に 注目されるのは サゲ

サゲ を 自分なり に かえられる噺としても 有名なので 

今回 の 死神 も 色々と 考えては 消していく作業 を 繰り返していた

前回 死神を 話した時 の サゲは 涙 が キーポイントでした

消えそうな自分の 命の火 が 長いロウソクに 移った瞬間 

嬉しさのあまり 涙がこぼれ その 一滴が 命の火を 消してしまう

という サゲを 考えた の だが……

もっと 衝撃的 で ビジュアルに 訴える 効果的な サゲは 無いものか

そこで 色々と シュチェーション を 代えてみた

主人公 の 男を 陽気で めげない性格 借金なんかで 死んでたまるか!

みたいなポジティブ男 その調子のいい主人公 に 興味をもった 死神

無一文 の 陽気な男に 金儲け の 手段で 「医者」を 勧める

生き死にの局面 の 病人 には 必ず死神が 付いている

死神が足元 に 居る場合は 死神撃退呪文 を 唱えればよい

しかし 枕元 に居る場合 は 手遅れとし

絶対に 関わっては いけない と 教えたのだが

自堕落な金遣い と 助からない病人ばかりで 元の 無一文 に 逆戻り

そんな時 に 訪ねて来る番頭 に 急かされて 行って見ると 枕元 の 死神だが 

助ければ千両 との 約束に 機転を利かせ 死神 を 追い払ってしまう

しかし追い返した死神 は 恩人の死神本人だったのだ

禁止事項 の 結末は 自分の命 と 病人の命を 入れ替える罪だった 

死神に 連れられ 無数の命のロウソクが 揺らめく空間 に 遭遇する男

足元は 板一枚 で 危うく 踏み外せば 奈落の底  

死神は 男の命の火 を 消そうと 息を 吹きかけ 殺そうとする

止めようとする 男の とった行動は 死神に体当たりして 防ぐことだった

もんどりうって 奈落の底に 落ちていく 死神と男 〔ここで高座と客席は照明を下げて暗転〕

〔 噺を続けながら暗闇の中、死神の姿に変身中なのです 〕

苦しい唸り声 と ともに 気が付く 男 〔場内は暗いまま僕の頭上から薄いピンスポ〕

落ちた衝撃で 自分 と 死神が 入れ替わってしまった

男が死神 に 死神は男の命をけしてしまったため 人間になり 死んでしまったのだ

死神になってしまったが これで生き長らえる と 高笑いする死神男

と いう サゲ……

写真は 死神に なってしまった男の姿

さてさて ももクロ の モノノフさんも 観にきたという 今回の 「死神」

55分 の 大作 で ありました。

いずれ 機会が あれば また ご披露いたしますよ!

  
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by hayashiyashinpei | 2012-11-24 20:47 | 落語・寄席・噺家